天気矛報

明日の天気は晴れまたは曇りまたは雨または雪でしょう

家族連れバリはいいぞっていう話1 空港~ホテル編

平成の終わりから逃げ出すように2019年GWは海外へいっておりました。
具体的にはインドネシアのバリ島へステレオタイプなバカンスをしておりました。


f:id:kentata104:20190517231930j:image

バリ島には3泊4日の滞在で、GWの混雑で直行便は確保できず乗り換えで台湾に前後1泊しています。ハイどうでもいいですね。


というわけで今後またバリに行くときの備忘やバリ旅行の参考も兼ねてつらつら書こうと思います。
なお、妻&1歳9ヶ月の娘と行ったので子連れファミリー目線でお送りせざるを得ません。ご了承を。そしてまた長くなったので分けて投稿します。

 

まとめはこんな感じ。

 

・バリへは片道6万~で8時間ほどで行けるけど子連れはTransitで休憩挟むのが良い。
・空港から脱出するにはGrabがオススメ。Uberはサービス外。白タクは使うな。
・泊まったホテルはMulia。インドネシアの帝国ホテル。6つ星で1部屋3万~。
・サンダル持参で夜明けを見て、日中はプールで過ごすのが良い。
・Mulia Kidsという子供向けスペースが神。そこに子供を預けて新婚気分に浸ろう。

 

とりあえずバリに降り立つには航空券をゲットして日本から脱出しなければなりません。
バリ島までの便は、時期によりますがLCCで7~8万円あれば飛べます。ちなみに、直行便はウン十万の世界なのであまり選ばれないでしょう…。
Skyscannerで2020年のGW近辺を見てみたところ、こんな感じですね。出発は東京(成田または羽田)で、着はデンパサール空港(Ngrarai international airport)です。

 


f:id:kentata104:20190513215317j:image

 

 

さて、フライト時間は直行便ですと8時間ほどですが、安いほど台湾などでの乗り換えが発生します。
そうするとほぼ1日ロスしますが、小さいお子さんがいる場合連続8時間フライトはかなりの負担でしょうから、Transitで飛行機内にいる時間を短縮するのは正解だと思います。
成田、羽田の攻略はいろいろなサイトが攻略法を書いてくださっているのでそちらを参照ください。
(ぶっちゃけ日本語が当然通じるので不安も苦労もほとんど無いと思いますが)


というわけでバリ島の玄関口、デンパサール空港へ飛びましょう。
比較的小さい(ドイツの各都市の空港くらいなイメージ)で、国際線のターミナルは1つしかないので迷うことは無いでしょう。
ざっくり、空港の位置と周辺の地域、あと空港内部はこんな感じです。

Immigurationは非常に混雑します。特別会員や高齢者やお子さんがいらっしゃる方は優先ゲートを利用できますが、ゲートを抜けたからといって預かり荷物のピックアップもかなり時間がかかるので少なくとも1時間は着陸後必要と考えてください。友人は3時間かかったそうです。きっつい。
しかもDepatureは他の空港同様特に時間をつぶせる場所が無いので、ひたすらに待つしかないです。
一応Welcome to Baliみたいなオブジェやカッコイイ彫像などがあるので、そこで記念撮影してもいいですね。それでもつぶせる時間には限りがありますが。


f:id:kentata104:20190513215449j:image

 


ようやく入国手続きを終えてゲートをくぐると、高い天井とヒンドゥー教の建物の特徴である大きな割れ門が見え、リゾートに来たぜ感が一気に押し寄せます。
そして白タクの人アンド人。海外の観光地らしくこちらも白タクだらけです。景色はメッチャいいけど!


f:id:kentata104:20190517230449j:image

普通にボられるので、優良なタクシーを捕まえたいところですが、空港内は白タクばかりでちゃんとした免許を持ったタクシーは見あたりません。
理由はよくわからないのですが(噂では利権とかなんとか。でもあくまで噂)、タクシーが呼べないのなら今はUberという便利なサービスがあるのでそちらを使いましょう。
しかしお気づきかと思いますがUberは東南アジアから撤退しておりバリでは使えません……。

ということで、東南アジアではUberと同じ感覚で利用でき、システムもほぼ同じGrabを利用しましょう
東南アジア圏でないとクレジットカード登録できないということなので、日本にいる間にアプリをインストールし空港に着いたらWifiを繋げてカード登録しましょう。


Grabでドライバーを呼びますが、少し難しいのはドライバーが空港建物の目の前にある立体駐車場の何階にいるのかということ。
1Fにピックアップコーナーはありますが、3Fや5Fにもあるので、どこに行けばいいかはドライバーとコミュニケーションをとるしかありません。
荷物を持った移動は大変ですし、空港内で連絡を待ちましょう。ちょっと落ち着けるカフェもありますからね!!

GrabもUber同様にクレカ事前決算なので支払いはありません。まあいないと思いますが、「荷物トランクに入れるの手伝ったから追加料金払え」とかいわれても無視して、ユーザー評価を最低にしておけばOKです。

 

 

同じ空港についてってことで、出国についても触れておきますね。
建物は同じですが、諸々手続きが異なります。

まずロビーの電光掲示板について。
出発2時間前に出発便とチェックインロビーの番号が表示されるのですが、これがまったく信用なりません。全然更新されねえ。
なので2時間前くらいになったら掲示板は無視して進んでください。受付に聞いても要領を得ないので進むんだぞ。

デンパサール空港の出発手続きですが、ここでは預け荷物も手荷物もすべてX線検査が通されます。つまり最初の手続きがこのX線検査になるわけです。
この時点で手荷物にある飲み物やら電池やら、あと自撮棒も禁止なので没収されます。お気をつけください。
X戦検査が終わってようやくチェックインです。
チェックインは航空会社によって2つに分かれています。搭乗券を見て、頭文字2桁を覚えておけばどのカウンターに並ぶべきか判断できます。
覚えておきましょう。

チェックイン後はそのままImmigurationに向かい、出国手続きを済ませましょう。ここまでの道程で見ておくべきものなどはありませんので。
免税店などは当然ですが、休めるカフェなどは玄関のロビーにあるのみでX線検査後はマジで何もありません。
なのでとっとと出国手続きを終えて、免税店なり飲食店なりで時間を思い思いに過ごすべきと思います。
フライトの遅延とかもありますが、それはどこも同じですね。僕の時も特に理由の説明無いまま1時間ほど遅れました。


バリの過ごし方


高級リゾートホテルで贅沢に過ごす!

我が家のバリ旅行日程はホテルに1泊、Villaに2泊でした。まずはホテルから。
先に言いますがどちらもめちゃくちゃにお勧めで甲乙付けがたいのですが、あえて言うならホテルには2泊以上すべきです。まず広さがとんでもない。1泊じゃ回りきれません。
絶対に2泊以上をオススメします。

さて、我々が向かったのはThe Muliaシェラトンとかじゃないのかって思いますよね。それもそのはずで、Muliaはインドネシアのローカルリゾートホテルです。日本で言えば帝国ホテルでしょうか。
どうせお金を落とすならローカルの企業に落としたいということもあり、またホテルのグレードはシェラトンなどに引けをとらない6つ星!!!!なのでこちらにいたしました。
他と比較できないのですが、正直大満足でした!!!

 

ロビーに到着すると、レモングラスの爽やかな香りがまとわれた冷たいおしぼりが渡され、女性には生花の髪飾りがプレゼントされます。プレゼントというかそのままつけてくれますね。
視線を少し上げれば、ロビーの先には水平線が見えます。Muliaの構造はいわば湾の形になっており、左右に客室、中央にロビーとレストラン、そして中心にはプールやビートが置かれています。


f:id:kentata104:20190517183644j:image


受付ロビーは5階に位置しており、そこからMuliaの全貌を見ることができます。天気がよければ、時間帯関係なくすばらしい景色を楽しむことができます。ついたのは夕方だったんですが、まあ最高でしたね。


f:id:kentata104:20190517183709j:image

なおチェックインは英語。日本語が通じるかも確認すればよかったですね。英語で通してしまいました。

 

それでは客室案内をいたしましょう。
私が泊まったのは一番安い部屋ですが、それでもトイレとバスタブ、シャワールームがそれぞれ独立。ベランダもあるとても快適な部屋でした。
金額は1室2万~3万ほど。いいですか、一室ですよ。一人じゃないですよ。家族3人で泊まったので一人当たり1万ちょっとです。安いと思いませんか?
部屋の写真はちょっと散らかっていてアレですがこんな感じです。


f:id:kentata104:20190517183832j:image

うれしいのはアメニティが全部無料、いえば追加でももらえること。特にスリッパは素敵です。このまま自分用のお土産になりました。
あとバスローブが大変にすばらしかったです。
通常バスローブはバスタオルと同じタオル記事なのですが、ここのバスローブは毛布でできています。バスタオルで汗を拭いてからバスローブに袖を通してください。
冷房ガンガンの部屋の中でも快適で、かつ感触が至高。裸でキメの細かい毛布に包まれている感覚を想像してみてください。ほぼそのとおりです。ぜひご堪能アレ。というか売ってないの????マジでほしいんですけど。


f:id:kentata104:20190517183858j:image

 

気をつけてほしいのがホテル内Wifiの使い方ですIDとパスワードを入力して接続するのですが、客室内は有料、客室外は無料という設定の様子。
接続後気付き、客室内でWifi接続してしまった気がするのですが請求はされませんでした。無料範囲とかあるのか?いったいどうなのか……いずれにせよ客室内でホテルWifiを使うことは控えたほうがよいでしょう。
ホテル内は広大でいたるところにすばらしい景色とソファがあります。宿泊客でごった返すことも無く、飲み物を持って客室から出て適当な場所でくつろぎながらネットサーフィンなり動画視聴なりしてください。(せっかくリゾートに来てるのにその時間の使い方はどうなんだって思いますけどね。どう寛ぐかは自由なので……)

そういえば友人がスイートルームに宿泊していたのでそちらにもお邪魔しました。



広さもですが設備がやっぱり違います。特にベランダが広い!!


f:id:kentata104:20190517184117j:image

f:id:kentata104:20190517184051j:image


f:id:kentata104:20190517184019j:image


なんと奥にジャグジーがついていて、その先にはやたら狭い二人掛けのカウチソファー!!!!
これジャグジーでじゃれあって疲れたらカウチソファで口説くやつじゃん。オーシャンビューみながらそんなことされたら絶対に落ちる自信がある。是非実践を。そしてレポートをください。

 

続いてホテル内の設備について。


まずはレストランですね。大きく2つあります。屋内にあるThe CafeとプールサイドにあるSoleilです。この2つのレストランはMuliaの中でも最大級に大きく、朝食ビュッフェを提供しています。もちろんランチやディナーも。
金額はランチでナシゴレン一品でだいたい税込み1200円ほど(日本円換算)です。ちょっと高いと思うかもしれませんがホテルレストランでこの価格ですよ。安くないですか?さらに宿泊客は20%オフチケットを使えるので、実質1000円ほどになります。もう一度いいますが6つ星ホテルレストランですよ?この値段なら赤坂プリンスホテルのコーヒー程度ですよ?(年代がばれる話題)


料理はご飯ものはナシゴレンが鉄板です。伝統料理を一通り食べましたがナシゴレンが最強でした。本当に美味しい。

それから魚介ですね。フリットがとても美味しかったです。程よくスパイシーで柔らかく量も十分。ビールに合う……ビール……!!!


f:id:kentata104:20190517184328j:image

 

ビールはせっかならインドネシア地ビールであるProstを頼みましょう。とりあえず一番安い奴です。味は癖のないラガービールですから、スパイシーなバリ料理に合います。

 


f:id:kentata104:20190517184207j:image

 

この2つ以外では、ビーチサイドやプールサイドにバーが展開しています。
バーではビールの他各種カクテルもあり、またよくあるココナツの実まるごと使ったココナツジュースもあります。ただ、これめっちゃぬるいのでビーチで飲むには適してないですね。写真映え&何事も経験ということでお頼みください。

 


そういえばホテルにチェックインすると各バーの1杯無料券がもらえるので、ビーチやプールでのんびりとタダ酒を煽りながら過ごすのが良いかと思います。
おそらく1杯じゃ足りず、カード決済できますので気付いたらベロンベロンという可能性があります。気をつけてください。写真を見た方はお気づきと思いますがホテル内の床は客室廊下含めほぼ全て石造りなので滑って転ぶと本当にヤバイです。お子さんにも目を話さないようにしてくださいね。

 

お次はビーチとプール。

 


まずビーチですが、見た目はメチャキレイですしほぼプライベートビーチなので人も少ない!です!!見てこの写真!

 


f:id:kentata104:20190517230728j:image

 

しかしMuliaのビーチは正直泳ぐのに向きません。まず藻がスゴイ。遠浅なので10mほど進んでも腰より下くらいですがそれまで藻を掻き分けて進む必要があります。海水自体は綺麗ですし、温度も高くて入りやすいのですがね……

 


加えて砂が曲者です。遠目からみると白くて綺麗なのですが、ビーチのほとんどはサンゴの死骸や割れた貝殻の破片で構成されています。つまりゴツゴツしていて、裸足だと怪我をする可能性も。お部屋にあったサンダル必須です。もちろん自前サンダルでもいいんですけども。

よってビーチはサーフィンとかガチのマリンスポーツをするのでなければ、日光浴などがオススメです。
とくにオススメなのは日の出。Muliaのビーチは東を向いているので日の入りを見ることはできません。けれどもその分すばらしい朝日を拝むことができます。
ホテルのプライベートビーチ(正確には完全にプライベートではないみたいですが)なので基本的に日中でも人はいませんし、煩わしい物売りの人などは皆無です。ほぼ赤道の南国なので、朝の冷え込みなどありません。早起きして、さっとTシャツなりワンピースなりに着替えてビーチに向けて移動しましょう。化粧もいりません。どうせ逆光で写真には残らない!!!!


日本とは違って、朝日はひょっこりと顔を出すとすぐにどんどん昇っていきます。その軌跡を切り取るように思い思いの写真を撮ったり、太陽と輝く海を眺めたり、とにかく言いようの無いすばらしい景色を過ごしてください。僕はこんな写真を撮りました。本当に良い。今年の年賀状にします。


f:id:kentata104:20190517231039j:image

 

続いてプール。Muliaのプールはビーチ隣接のプールとキッズプールがあります。キッズプールは見るだけで利用しなかったのですが、普通に広いです。四方を木に囲まれ、日陰も多く休んだりしやすいのでまさにお子様連れ仕様。
普通のプールは結構深さがあります。大体150cm~170cmくらいでしょうか。泳げない人は注意して、プールサイドを手摺のように使いながら移動してください。
このプールの楽しみ方はガチで泳ぐのではなく、恋人とじゃれあったり、バーでお酒を頼んでちびちび飲みながら海をぼーっと眺めたり、家族や友人とおしゃべりしたりといった使い方でしょう。南国リゾート来たぜ~~~~~ドヤァ~~~~~ってできます。


f:id:kentata104:20190517231511j:image


ガチで泳ぎたい人はホテルの一階にフィットネスセンターがあるのでそちらでどうぞ。僕は使いませんでしたが……連泊してたら使ったかもですが……一泊しかないのにフィットネスはちょっと難しかったですね……

また、プールサイドには中くらいの箪笥みたいなのが置いてあり、そこにはバスタオルが入っています。濡れた体を拭くためですね。順次供給されますので、客室からバスタオルを持っていく必要はありません。プールや海から出るときは体を拭きましょう。先ほど述べたとおり床は石造りですので、滑ると大変です。気遣いしていきましょう。
ちょっとトイレ……という場合でもなるべく拭いたほうが良いです。何故かわかりませんが、Muliaに限らずどのリゾートホテルもトイレは冷房がガンガンについていて、めちゃくちゃ寒いです。トイレに来たのに排泄する気が失せるレベルです。風邪引く。すこしでもダメージを減らすために体を拭きましょう。特に女性は体幹だけでも拭いたほうが本当にいいです。バリで風邪とか嫌でしょ!???


んで最後に本当にMuliaをオススメする理由ですが、それはこれ。Mulia Kids。
なんやねんそれって感じですが、これは子連れバリには本当に良いサービスなので紹介させてください。

ざっくりいえばホテル内の子供向けプレイルームで、なんと宿泊客であれば無料で利用できます。チェックアウト後でも利用可能で時間も営業時間中は無制限。神サービスと言わざるを得ない。
中は広く、おもちゃやビデオ、ボールプールなどの大きな遊具、お昼寝スペースまで完備。食事もいつでもあげられ、最低3人のスタッフが見守っています。

わかりにくいと思うんです写真あげますね。


f:id:kentata104:20190517231627j:image

f:id:kentata104:20190517231655j:image

f:id:kentata104:20190517231722j:image

受付で入り口で子供の名前と親の名前、連絡先、利用している場合はベビーシッターの名前を書くだけでOK。あとはわかりにくいですけど土足厳禁なので靴を脱いで子供を解き放ちましょう。
後述しますが、このMulia Kidsとベビーシッターの組み合わせが最強で、安心して子供を預けたまま夫婦でリゾートできます。まるで新婚旅行に来たかのような感覚に陥ります。いいことです。妻は「抱っこ紐をつけずに外出することが久しぶりすぎて感動している」ということを言っていました。確かにそうだ。ベビーカーも無く、開放的な雰囲気もあいまって存分に羽を伸ばせます。是非家族連れの方は体験してほしいです。


ではいったんこれくらいで。
次はホテルに対抗してVillaでの過ごし方と、ウブド方面の簡単な観光レポの予定です。書いてたらまたバリに行きたくなって辛い。仕事頑張ろう。